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シンボルマークの変更

時代に合わせて、新しい一歩を

シンボルマーク変更のお知らせ

角文創業200周年を機に、1993年に制定したシンポルマークの色を30年ぶりに、ブルー1色からブルーからグリーンヘのグラデーションに変更いたしました。

色を変えた理由は、これから世界中がブルーの時代からグリーンの時代へと変わっていくと確信しているからです。
カーボンニュートラルの世界を目指す時、エネルギー源として使用時にCO₂を排出しない、水素エネルギーが将来のスタンダードになって行くと思われます。ただし、クリーンなエネルギーといわれている水素も、現在はその製造過程によって、グレー、ブルー、グリーンなど7種類に色分けされています。

“グレー水素”は、現在90%以上の水素がこの方法で生成されている、化石燃料と水蒸気を反応させて水素を生成する方法で、生成過程で大量のCO₂が大気中に排出されます。
“ブルー水素”は、“グレー水素”と同様の方法で水素を生成しますが、発生するCO₂を回収・貯留して大気中に排出しないというものです。現在この方法が徐々に増えつつあります。
“一方 グリーン水素”は、太陽光などの再生可能エネルギーを使って水を電気分解することによって水素を生成する方法で、生成過程でも使用時もCO₂の排出はゼロです。コスト面の問題はありますが、将来はこの方法が主流になると思われます。
こういった理由から、世界のトレンドを色で表すとしたら、現在のグレーからブルーに、さらにブルーからグリーンヘと移行していくことになります。

角文は2005年から環境活動などに力を入れており、色で表すならブルーからグリーンヘと変わりつつあるということをわかりやすく表すために、シンボルマークの色もブルーからグリーンヘのグラデーションとしました。

2022年10月3日に、シンボルマークの色の変更を社内で発表して以来、テレビCMや新聞広告などを見ると、環境意識の高い企業はグリーンを意識して使用し始めていることに気づき、その流れの速さに驚いています。
例えば、全日空ANAも従来のコーポレートカラーのブルーからグリーンヘと “ANAグリーンジェット”として、機体のカラーリングをブルーからグリーン基調へとするとともに、機内で使用する食器などに環境配慮型の素材を導入するなどの取り組みを始めています。
クリムゾンレッドをコーポレートカラーにしている楽天も、25周年を機に、周年記念ロゴもレッドからグリーンヘのグラデーションとし、事業面でも“グリーンカートフェスタ”などを通じて、グリーンコンシューマーに向けた取り組みを開始しています。

10年、20年後には、ブルーからグリーンヘのグラデーションのシンボルマークを、グリーン1色にすることになるかも知れません。
そのころには世界中の人々が、CO₂を製造過程でも使用時も一切排出しない、クリーンなエネルギーすなわち “グリーンエネルギー”を使いたいだけ使えるようになっていることでしょう。

角文はこれからも、環境活動を始め事業面においてもカーボンニュートラルヘの取り組みをさらに進めて参ります。

角文株式会社 代表取締役社長

鈴木 文三郎