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社長挨拶

200年は歴史の通過点。
「不易流行」の精神で、さらにその先へ。

2023年(令和5年)、角文は、おかげさまで創業200周年を迎えることができました。
これもひとえに、お客さま、取引先さま、社員とご家族をはじめ、当社と共に歩んでくださったすべての皆さまのご支援とご厚情の賜物であり、心より感謝を申し上げます。

角文の歴史は、1823年(文政6年)、鈴木家4代文助が「角屋(かどや)」を創業したことに始まります。「角屋」の「文助」だから「角文(かどぶん)」。木材の焼印としても使われた「角文」の名はやがて各地で知られるようになり、江戸後期から明治・大正・昭和・平成・令和といくつもの時代にわたり200年の伝統を築き上げてきました。

「角屋」2代目を継承した鈴木家5代文助は、木材の販売・建設請負業を拡大して角文の事業の礎を築き、3代目・鈴木三郎は“お客さま第一”の精神を角文に深く根付かせました。
4代目・鈴木孝平は、角文建設や神星ハーネス(現・ジーエスエレテック)を設立するなど、角文をグループ企業へと発展させました。

そして1990年(平成2年)、先人たちの功績を受け継ぎ、私、鈴木文三郎が角文5代目に就任。新本社ビルの建設、角文木材工業からすまいの角文への社名変更、CI(コーポ レート・アイデンティティ)の導入、国内初の一般定期借地権付分譲マンションの販売など、さまざまな新しいことに挑戦してまいりました。
2009年(平成21年)には、すまいの角文と角文建設の合併により、現在の角文がスタート。近年は、住まい、商業施設、医療施設、オフィス、ホテルなどの生活機能を集約したコンパクトシティの事業化をはじめ、地域密着型のまちづくりにも取り組んでいます。
さらに、SDGsという言葉が使われる以 前から持続可能な社会の実現にも積極的に貢献。多様な活動を通して環境保全や社会貢献に取り組み、豊かな未来づくりと地域の活性化をめざしています。

時代が変わり、世の中も大きく変わるなかで、私が企業理念として大切にしているのは、「不易流行」という言葉です。
顧客第一や地域密着など企業として変えることのない「不易」。
一方「流行」は、理念を実現するために変化させていかねばならない手法のこと。
時代に流されることのない理念を持ちつつ、最新の技術を導入し新しいビジネスモデルを創り上げていく。
その積み重ねが、この先の角文の歴史になっていくと考えます。
当社はこれからも、お客さまや地域社会から必要とされる企業であり続けるべく、社員一同「不易流行」の精神で励んでまいります。
今後とも変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

角文株式会社 代表取締役社長 鈴木 文三郎